2009年12月26日土曜日

新会社で自動組版ソフトを開発するに至った経緯

新会社設立に至った経緯  (2008.01.01)
DTP関連システム分野で20年間経営してきた株式会社シンプルプロダクツと株式会社フレイマーグループを、富士フイルム株式会社に売却した後、短い期間ですが大会社傘下の社長を経験しました。ベンチャー企業の経営と、大会社傘下企業の経営の両方を体験することで、改めて、若くして会社を創業して以来、自分流だけで走ってきた二十数年間を振り返ることができたと思っています。この振り返りを通じて、引退を考えることもありましたが、むしろ「やり残し」を悔やむ気持ち、「挑戦を続けたい」という気持ちの方が強まっていきます。元々、無趣味だからかもしれませんが。

 そこで、「自分がやり残したと思っていることをやる」とだけ決めて、印刷関連市場向けの「レイアウトソフトに連動したDBMSパッケージソフト」と「ドキュメント関連ソリューション」を軸に展開する新会社を設立いたしました。「やり残し」は、データベースを活用した組版・レイアウトと最新のWeb環境を前提としたドキュメントマネージメントの、もっともっとの普及・定着活動の推進に他なりません。

 自前の組版エンジンを前提にしたビジネスから解放された今は、以前より遙かに自由な発想でソフト製品やソリューションを企画することができるはずです。無償ダウンロードソフトとしてリリースする「DB連動InDesign組版ソフト OpenPublisher」と、「文書共有&集配信システム Share Base」を最初の一歩として、私を育ててくれた印刷関連業界、ドキュメント業界に恩返しをしながら、新しいビジネス領域を開拓して行きたいと思っています。

社名の由来
オープンエンド、これを直訳すれば、「終端が開いている」となるでしょうか。ここから「考えることを閉ざさない」という授業のあり方をオープンエンドと表現したり、脳の働きのエンドレス性を示す用語として使われたりしています。「終わりだと思っていた地点は、次に現れる学びの課題、挑戦の課題を発見する地点だ」を肝に銘じようと、社名をオープンエンドとしました。
ビジネス理念
ドキュメント関連システム開発の先頭を走り、良質な即戦力パッケージソフトとソリューションを最短時間、良心的料金で市場投入していきます。